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もう迷わない!理学・作業療法士さんの円満退職と転職活動

転職を決断するきっかけは、どのような職種であれ様々です。出来る限り円満な退職を経て、もっと良い境遇の職場へと転職できたら――というのが理想ですが、そう簡単にはいきませんよね。医療専門職である理学・作業療法士(PT・OT)といったリハビリ職が退職・転職を決意した際に、注意すべきことはどのようなものなのでしょうか。幾つかのポイントをまとめてみましたので、ぜひご参照ください。

医療専門職の転職は多い?

一般的な企業と比べると、医療専門職の転職は多いと言われています。この場合の転職とは、職業そのものを変えるのではなく、職場を変えるという意味での転職になります。どうして医療専門職の転職が多いのかというと、キャリアアップを目的として、転職を繰り返して多くの現場で経験を積んでいくということが、理由の一つとして挙げられます。もちろん、入職から定年まで勤務することの多いとされている大学病院などといったように、職場や職種によって違いはありますが。理学・作業療法士に限って言えば、国家資格になりますし、現状は需要も高く、複数回の転職であっても、比較的苦労はしないようです。

円満退職・ベストな転職活動のために

それでは、実際に退職を決意したとして、どのタイミングで退職を告げて、どの時期から転職活動を始めればよいのでしょうか。具体的な例や押さえておくべきポイントなどを、紹介していきます。

一般的な退職の時期って?

一般的な退職時期として挙げられるのが、12月末や3月末です。年末または年度末といった区切りでもありますし、前者であれば税金の関係や冬のボーナスが出るのを待って辞める、という考えです。後者であれば、年度の切り替えということで、組織改編で入れ替わりもあり、比較的退職を受理されやすい、とされています。また、賞与(ボーナス)という観点から見ると、夏のボーナスが支給される6~7月末も退職のタイミングとしては多い時期になります。

一般的な転職活動の時期って?

転職するのであれば、やはり求人募集の多い時期に転職活動を行いたいですよね。一般的に最も求人が多い時期とされているのは、10月と3月になります。厚生労働省「一般職業紹介状況」によると、月別の有効求人数が、やはり10月と3月がピークとなっているのが分かります。理由としては、退職者の後任を補充することや新規事業が始まるといったタイミングであって、中途採用のニーズが高まることなどが挙げられます。それはリハビリ職であっても変わりませんが、転職する人が増えるということは、比例してライバルが増えるということでもありますので、必ずしもベストな時期であるとは言えないかもしれません。

退職を切り出すタイミング

労働者の意思に基づく退職は、原則としては自由です。但し、民法で規定されたルールがありますので、基本的に「期間の定めのない雇用契約」の場合では、雇用主に2週間以上前に退職を申し入れれば、どのような理由であっても退職することが可能となります。
但し、大抵の場合は職場それぞれに退職に関する規定がありますので、退職を検討している際には必ず確認するようにしましょう。また、後任の確保や引継ぎなどを考慮すると、法律上問題ないとはいえ、最低でも1~1.5ヶ月前には連絡が欲しいという企業がほとんどです。
医療従事者の中でも、人数がそれほど多いわけではない理学・作業療法士や言語聴覚士といったリハビリ職は、辞意を伝えたとしても引き止められる場合があるようです。トラブルなく円満に退職するためにも、3カ月前を目安に退職の意思を伝えるのがよいでしょう。

退職時に注意すべきこと

理学・作業療法士や言語聴覚士といったリハビリ職に限ったことではありませんが、退職時には多くの問題が起こりやすいです。上述した、退職の意思を伝える時期もそうですが、多くの方が悩むのは、退職の理由をどのように上司に伝えればいいのか、ということではないでしょうか。

リハビリ職に多い退職理由とは?

リハビリ職は、患者さんやそのご家族は勿論、多くの医療従事者や介護士、ケアマネージャーなど、勤務場所によって違いはあれど、多くの人と関わる職業です。そのため、人間関係の悩みから、退職・転職を考える方が多いようです。「医療専門職の転職は多い?」の項目で説明しましたように、キャリアアップを目的とした転職を検討することも、理学・作業療法士の中では珍しいことではありません。それでも、人間関係の問題は退職・転職理由として、上位に入ることは間違いないでしょう。

退職理由はどのように伝えればいい?

いくら人間関係の問題が理由であっても、そのまま嘘偽りなく正直に言ってしまうと、遺恨を残してしまう可能性が生じます。リハビリ職の業界は狭いもので、転職後に勉強会や公演などで、元の職場の同僚と出会うといったこともざらにあるようです。
とはいえ、あまりに分かりやすい嘘をついてしまうのも上手くありません。極力言葉の選び方や表現に気を遣うようにして、後々気まずい思いをしないような言い方を心掛けるようにしましょう。

一度冷静になってみることも必要

リハビリ職は、比較的転職が多い職業だということは述べました。ですが、履歴書に短期間で多くの転職経験が載ってしまっていると、どうしてもマイナスの評価を受けてしまいます。また、下調べも無しに安易な転職を繰り返していても、必ずしも条件の良い職場に恵まれるとも限りません。前の職場の方がましだった、などということにならないためにも、本当に自分が退職・転職すべきなのか、転職先ではどのような条件でどういったリハビリ職として働きたいのか、冷静に考えることが大切です。さらに、信頼できる友人や家族に相談するなどして、客観的な意見も取り入れるようにしましょう。自分1人で考えていても、思うような結果に繋がらない場合の方が多いのです。

転職活動で大事なこと

今まで説明してきたようなポイントを押さえて、事前にしっかりと下調べした上で、冷静に行動したとしても、全てが予定通りにタイミング良くいくわけではありません。まして、初めての転職活動という方であれば、何からすればよいのか分からないのではないでしょうか。
そんな時におススメなのが、当PTOT転職ナビのような、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の皆さんの転職・派遣を徹底的にサポートするサイトを活用することです。業界専門のコンサルタントが、お一人おひとりの希望に合わせて、しっかりとサポート致します。ぜひ、ご利用ください!

まとめ
円満な退職は、退職される方のみならず、残された人たちにとっても迷惑になることはなく、双方に良い結果をもたらします。リハビリ職としての新たなキャリアを踏み出すためにも、今回の記事を参考にしていただいて、円満退職とプラスに繋がる転職を目指して頑張ってください!