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PT・OT・STの仕事がしたい方々へ! 志望動機の例文を一挙ご紹介!!

リハビリ職において重要な位置を占める、「PT(理学療法士)」「OT(作業療法士)」「ST(言語聴覚士)」。超高齢化社会に向けて、その需要は高まる一方ですが、今回はそんなPT・OT・STさんの志望動機例文を一挙ご紹介致します。今後、いずれかの職業を目指そうとしている方も、既にPT・OT・STの職に就いていて、転職を検討中の方も、必見の記事となっております!

おさらい~PT・OT・STとは?~

「PT・OT・ST」は、それぞれ理学療法、作業療法、言語療法を用いて、先天的あるいは後天的な理由で、身体機能に障害を負った方々のリハビリテーションを行う職業です。その役割は三者三様ですが、どれも国家資格であり、高度な知識と技術を持ったリハビリテーションの専門家となります。

PT・OT・STの志望動機例文集

それでは、具体的な志望動機の例文をみていきましょう。いくつかのパターンに分別しましたので、あなたの経歴に合った例文を参考にしてみて下さい。

業界未経験の新卒の方の場合

学生時代の部活動の怪我で、お世話になったことがある
学生時代、テニス部の一員として部活動に明け暮れておりましたが、怪我をしてしまい、しばらく試合にも出れずに憂鬱な日々を送っておりました。そんな時、私のリハビリテーションを担当してくれた理学療法士さんが、親身になって相談に乗ってくれて、前向きにリハビリを頑張ることができたのです。結果的に、また試合や大会にも出場することができました。私も、お世話になった理学療法士さんのように、スポーツ選手が怪我で困っている時に、手助けができるような存在になりたいと思い、理学療法士を目指すことを決意致しました。
身内のリハビリを支えてくれた
数年前、母親が病気をしてしまい、後遺症で足が不自由になってしまいました。元気だった母があまり外出もしなくなってしまい、そんな母を見ている私も辛い日々が続いていたのですが、担当の作業療法士さんが、日常生活を過ごすためのリハビリだけでなく、母や私を含めた家族全員の精神的なサポートをしてくれて、全員で母を支えていこうと頑張れるようになったのです。身体的なサポートだけでなく、精神的なケアも行う作業療法士という職業の素晴らしさを知り、私もそんな仕事に就きたいと思い、作業療法士としての道を選びました。
入院中に存在を知って、「言語聴覚士」に憧れを抱いた
子どものころ、病気をして入院していた時に、言語聴覚士という仕事があることを知りました。失語症や嚥下障害を患った方に、言葉によるコミュニケーションや、食べるといったことのスペシャリストとして賢明にリハビリを行う姿を見て、こういったリハビリ職があるのだと感銘を受けました。私も人のために役立つ言語聴覚士になりたいと考え、国家資格を取得致しました。

新卒で業界未経験の場合、アピールできるスキルや知識が少ないので、実体験に基づいたエピソードなどを盛り込むのがよいでしょう。社会経験が未熟であっても、あなたの人となりが採用担当者に伝わるような、厚みのある文章を心掛けましょう。

様々な理由で転職を検討している場合

リハビリ職に興味はあったが、違う業界に就職してしまった
私は○○年、○○で接客の仕事に従事しておりました。昔から人と接することが好きで、人の為に役に立つことが、いつも私のモチベーションとなっておりましたが、この度、以前から興味のあったリハビリ職に就く為に、働きながら理学療法士の資格を取得致しました。学生時代はずっとサッカーをやっていたのですが、理学療法士はスポーツの領域でも活躍していること知り、スポーツリハビリテーションに関わるべく、貴施設に応募させて頂きました。
病院から介護保険施設へ転職を希望している
私は○○病院にて○○年、作業療法士として勤務しておりました。多くの患者様のリハビリを担当する中で、退院後の患者様の生活をサポートしていくべく、在宅の分野にて一から学びたく思い、訪問リハビリを志望致しました。在宅領域は未経験となりますが、セラピストとして成長すべく、身体面から精神的なケアまできっちり行う作業療法士として、努力して参ります。
スキルアップを目指すべく転職をしたい
新卒で○○病院にて、言語聴覚士として従事しております。今年で○年目になりますが、言語聴覚士として更なる成長をするべく、転職を考えておりました。急性期から回復期、在宅訪問まで一貫したリハビリテーションを提供している貴院に魅力を感じ、この度志望させて頂きました。チーム医療の一員として、地域の医療福祉に貢献すべく、尽力したいと思います。
転職回数が多い
私はこれまで複数の病院、介護施設で○年程就業して参りました。転職を繰り返してしてしまったことは、どのような理由であっても反省すべき点であり、猛省しております。しかしながら、急性期の病院をはじめ、特別養護老人ホームなど様々な施設での経験を経て、どのような状況でも冷静に判断できる対応力を身に付けました。利用者様一人ひとりのお気持ちに寄り添って、経験を活かした確かなサポートをしていくように、精一杯努力致します。

異業種から介護職へ転職する場合は、上述した例文のように、接客業であればその経験を、人のお世話をするのが好きな性格であれば、その旨をアピールしていきましょう。スポーツなどの経験から理学療法士の資格を取得したということも、大きな志望動機に繋がります。
また、医療保険分野から介護保険分野へ転職を検討している場合であれば、以前までの経験値やスキルをちゃんと把握した上で、転職先で何が出来るのか・したいのかなどを明確にすることを忘れないようにしましょう。転職回数が多い方に関しては、マイナス面をプラスに変えるような形で、転職回数が多い事をあえて活かすような文章にしてみてはどうでしょうか。

ブランクがある・子育てとの両立を検討している場合

ブランク期間を経て再就職を希望
結婚・出産を機に一度は現場を離れましたが、子育ても落ち着いたので、改めて自分の資格やスキルを活かすべく、リハビリ職への復帰を決意致しました。○年のブランク期間はございますが、ブランク可といった貴施設の求人募集を拝見し、この度応募させて頂きました。利用者様一人ひとりに合ったリハビリテーションを提供し、貴施設のお役に立てるように努力して参ります。何卒、宜しくお願い致します。
子育てとの両立のため、パート勤務で復職
総合病院にて○○年勤務しておりましたが、結婚を経て退職致しました。現在、子育て中の身ではありますが、作業療法士としての復職を考えております。今回、地域に密着した利用者様に対するサポートを実現している貴法人の理念に共感し、また、ライフスタイルに合わせた働き方を応援しているという点に魅力を感じ、貴施設を志望致しました。

とくに女性の場合、出産や子育てなどで一度退職され、ブランク期間を経て復職を希望するといったことや、子育てとの両立を考えていらっしゃる方も多いです。PT・OT・STは国家資格であるため、更新の必要などもありません。フルタイム勤務でなくとも、パート勤務などの求人募集も多く、子育てと仕事といったワークライフバランスを取りやすい職業です。
志望動機を書く場合は、経験値やスキルは勿論、希望する施設に子育てママを支援するようなサポート体制があれば、その点にも触れていきましょう。

PT・OT・STの志望動機、押さえるべきポイントは?

志望動機を作成する際に、ポイントとなる点を幾つかまとめてみました。

・どのようなPT・OT・STとして働きたいのかをアピールする
自分のイメージするセラピスト像を明確にすることで、採用担当者に意欲の高さが伝わるような文章を心掛けるようにしましょう。

・PT・OT・STという職業に興味を持ったきっかけなども説明する
とくに新卒の方や未経験の方は、具体的なエピソードなどがあれば、そういった経験談も志望動機に盛り込んでいきましょう。

・希望する勤務先を選んだ理由を明確にする
医療機関・介護施設などの理念などを事前に把握し、そのことに共感していることも書くといいでしょう。

まとめ
PT・OT・STのお仕事は、現状は就職・転職において売り手市場と言えますし、リハビリ職の専門家として、様々な施設に高い求人需要があります。とはいえ、募集する側にとっては、資格を持っていれば誰でもいいというわけにはいきません。新卒で未経験者であっても、既卒で経験者であっても、最終的に見られるのは、人柄であり人間的に誠実であるかどうかといったことです。医療チームの一員として働く機会も多い以上、円滑なコミュニケーションが取れる人でないといけません。今回の記事で挙げた例文を参考にして、あなただけの素敵な志望動機を作成していきましょう!