作業療法士は、医療従事者の一員であり、日常生活の応用力をつけるためにリハビリテーションを通じてサポートを行う仕事です。理学療法士は医療機関などで寝返る、浮き上がるといった基本的な機能回復をサポートを行いますが、作業療法士は、躁うつ病などの精神疾患の患者さんも対象にしており、入浴や食事などの日常生活の動作や折り紙や手工芸、リクエーションなどのあらゆる作業活動を行い、社会復帰するための訓練を行います。
作業療法士になるには、養成施設を卒業し、国家試験に合格することで、国家資格を得ることができます。2015年実施の国家試験合格率は77.5%で、就職先は幅広い分野にわたり、社会のあらゆる場所での活躍が期待されています。