クリニック(診療所)と病院の違いは、ベット数にあります。20人以上の入院設備を備える施設は「病院」、19人以下の施設を「診療所」と呼ばれており、診療所が、病院と思わせるような名前を付けることが法律で禁止されています。主に外来患者の診療・治療を行い、専門的な治療や入院が必要な場合には紹介状を書いたうえで適切な病院を患者さんに紹介を行います。
急性期疾患の診療を病院が担うのに対し、クリニック(診療所)では軽い病気やケガの診療を中心に行います。誰もが適切な機関で適切な治療を受けられるようにするため、病院と診療所ではそれぞれ役割が分けられています。病院では医師・看護師・薬剤師などの人数配置に規制がありますが、クリニック(診療所)は医師1名の他は特に人数に基準がありません。2018年5月のデータによると、全国のクリニック(診療所)の数はおよそ10万2057施設なっており、2008年のデータ(6万8040施設)と比較すると増加していることがわかります。
理学療法士や作業療法士の就職先の一つとしてクリニック(診療所)があります。クリニック(診療所)では外来患者さんの診療が中心となります。規模の小さい19床以下の施設なため、医師や看護師との連携がとりやすく、大規模病院と比べるとアットホームなイメージがあります。
クリニック(診療所)は固定でのお休みがほとんどなので、スケジュールが立てやすいメリットがあります。お昼休みを2時間以上設けているクリニック(診療所)もあるので、自宅から近い職場を選べば、お昼休みにお買い物や家事などをすませられるので、時間を有効に使えます。ただし、個人経営のクリニックの場合、福利厚生などに不備がある場合があるので、転職の際は慎重に行う必要があります。好待遇求人を多数取り揃えているPTOT転職ナビで是非チェックしてみてください。