奈良時代では平城京として日本の都でもあった奈良県は、歴史的建造物が多く残っています。1993年には法隆寺地域の仏教建造物、1998年には古都奈良の文化財、2004年には紀伊山地の霊場と参詣道がユネスコに登録され、古き良き伝統文化が愛されています。学生の修学旅行地であることなど、観光地として人気が高い県です。
奈良県では理学療法士をはじめとした専門職員を講師として、リハビリテーションの講演会などを行っています。地域に根差した形で福祉事業を展開しています。
1300年の歴史を誇る奈良県では、国宝・重要文化財の建築・仏像が多く存在します。国の天然記念物である「奈良の鹿」に会える奈良公園周辺には、東大寺や興福寺、春日大社などの数多くの有名社寺が点在します。また奈良県の3分の2が森林であり、豊かな自然が特徴です。春には吉野の桜、夏には燈花会や矢田寺のあじさい、秋には曽爾高原のすすき、冬には若草山の山焼きなど、四季折々の花や景色を楽しむことができます。
奈良県は紀伊半島の中央部に位置し、北西部には奈良盆地、北東部には大和高原、それ以外は紀伊山地が広がっています。奈良盆地は大阪との距離が近いため、県民の8分の1が大阪や京都などの県外へ通勤・通学しています。観光地として有名な奈良県ですが、京都や大阪へのアクセスが良いことからベッドタウンとしても利用されています。近畿日本鉄道が主要な交通手段としてあり、県中部の橿原市や御所市、県南部の吉野町からでも大阪府都市圏まで1時間程度で着きます。他に、奈良県には数多くの郷土料理が存在し、柿の葉ずしやにゅうめん、田楽、しし鍋などの料理が県内外で古くから愛されています。